今作から息子の取り違えが発覚したのが3年前という設定に変わった。血のつながらない息子とのセックスを3年待った母と言う筋書きは『卒業式の後に…大人になった君へ義母からの贈り物―。』のようであり、夫よりもハイスペックなDNAを持つオスの子孫を残したいメスの本能という筋書きは『お前の奥さんに恋人のフリをして欲しいんだ…。』のようで、マドンナの既存シリーズを上手く取り入れた台本が前2作よりずっとよくなってる。特に夫を騙して息子の子供を産む計画を立てるのに3年の猶予があったというのがブラックで最高。
設定が変わった分、双方の家族が子供の取り違えを3年放置してたの?って微妙さはあるけど、どちらも現状維持を望んでたということでギリ許容範囲。ただ割とベースになる設定を変えたのだから、もう少しキメ細かい台本調整が必要だったとは思う。
一色桃子は良くも悪くも安定感のあるエロさで、振り切れたパフォーマンスは台本との相性も良いが、たぶんこういうセックスするんだろうなっていう緩急に乏しい予想通りの内容で意外性はない。
前半と後半のセックスが同じようなアングルのベッドセックスで絵的にあまり変わり映えしなかったり、ニセ腹見せちゃうエンディングとか微妙なところもそのままで満点つけるほどではないけど、それでも完成度と言う点ではシリーズで一番良かったかもしれない。
じっくりゆっくり
2024-04-24