我々有岡一族の族長、有岡みう女史の新作VR。
何がいいって、まずタイトルがいい。
『お下品クチュクチュ音』って響きが素晴らしい。
その辺の凡人だったら『下品なクチュクチュ音』なんて、くそつまらないタイトルをつけただろう。
『下品』に『お』をつけて『お下品』をチョイスしたセンスに賞賛を送りたい。
本来『お(御)』とは、尊敬や丁寧な表現を示す接頭語である。
しかしながら、『お下品』と表現することで、より下品に聞こえる。
それでいて、『お』付けていることで、ほんの少しの気恥ずかしさをも感じる。
タイトルをつけたお方はそれも計算ずくであっただろう。脱帽である。
以上を踏まえて今回のレビューだけでは、有岡女史を『おみうさん』と呼称させていただきたい。
見どころは、いや、聴きどころであろうか。
私のような無学なすずむしには理解できないが、なんかすごい高性能マイクで録音された音声だ。
そらぁもう、エロマンガの擬音か、排水口のラストスパートかってくらいのお下品な音をおみうさんが奏でてくれておられます。
これはこれは、かしこくもお下品で、おハレンチにおあそびになられます。
やっぱりおみうさんにはかなわない。
そして、本作には監督さんからの強力な挑戦状が隠されている。
チャプター1の途中で有岡女史…もとい、おみうさんがヘッドホンを装着してくれる。
私はイヤホンで視聴していたのだが、臨場感を高めるためにヘッドホンとの交換を試みた。
さいわい、私の所有しているヘッドホンの色は白で作中で使用されているものによく似ている。
しかしながら、私の頭にはすでにOculusのヘッドセットが装着されているのだ。
ヘッドセットとヘッドホンの二刀流は非常に難しい。
私はヘッドホンをあきらめ、イヤホンを再度装着するという素人丸出しの行動をまたもやしてしまった。
いつの日にか立派なプロフェッショナルになりたいものです。
丸出しと言えば、本作のおみうさんは初っ端から丸出しである。
いきなり丸出しだとねぇ。なんだかねぇ。趣がないよねぇ。
唯一の残念な点である。
体100点、顔120点のおみうさんをこの距離で見られるVRの破壊力はやはり凄まじい。
その破壊力に粉微塵にされてしまった私には、尻子玉を捻り出す音を、例の高性能マイクで有岡女史に録音してもらうくらいしかできなかったのである。
カッパの人
2021-11-17