パッケージには見覚えのある監督名と「NTRドラマ」という記載がある。今回の作品はタカラ映像『ネトラレーゼ』シリーズのように見えて、実は溜池ゴローからの異例のリリースである。NTRシリーズは寝取られジャンルの主流と言ってもよく、精力減退した夫が欲求不満の鬱積した妻の身も心も最終的には寝取られてしまうのが基本路線である。寝取る男がマッサージ師や夫の後輩など多岐にわたり、社会的立場や性格付けに応じて行為に持ち込むまでの手口が異なっている。ひとつ見れば他も筋書きは同じといった状況があまり起こらない事が、このシリーズが現在まで40タイトル余り続いている一因と思われる。
本作の章立て:
①隣人に優しく接する人妻・塔子
②本性を露わにする隣人オタ〈フェラチオ強要〉
③鬼畜なネタに無理矢理犯●れる塔子
④エスカレートする隣人オタ 夫が入浴する直ぐ傍で玩具イカセ
⑤夫の目の前で鬼畜なオタ仲間と共に犯●れ快楽堕ちする塔子
夫役の常連である大塚さんの風貌は若い美人妻に精力を吸い取られたかのように見える。妻にキスされる時のニヤけ具合が演技なのか本心なのか微笑ましく、このシーンでは美女の利点が発揮されている。隣人の撮影会マニア役の野島君もオタクの一挙一動をなかなか上手く表現している。人のいい夫婦の様子と寝取られの伏線の描写については全くケチのつけようがない。②ではメイド服を着たツインテールの塔子さんが想像以上にキュートで一つの見所になっている。撮影するうちに朴訥な野島君がこの美しい人妻を凌●し始めるが、テンションはそれ程上げずに淡々とフェラに持ち込む。下半身露出の妻もセックスレスのため満更でもなく、既に半ば快楽堕ちしているようだ。全編を通じてカメラのカット割りが実に冴えていて、観る側は思わず集中してしまう。③においては野島君が夫の不能と非力を見透かした上で、マイペースで事を始めている。妻は言葉では拒んでいるが、やはり躰のほうはユルユルの状態である。快感が下半身から次第に全身に伝わる様子が表情の変化に現れている。デビュー作から全て観た人でも、このチャプター以降は今まで見たことのない塔子さんの表情や声色に驚くはずである。デビュー1周年にしてまだ多くの才能が隠されているという事になるのだろうか。④と⑤の展開についても書きたいが、字数が足りない。残りは見てのお楽しみという事にしたい。
二神明
2017-05-29