「可憐」という言葉がこれほど似合う人はいない、そんな希島さん。
パケ写のみならず至るシーンで「そりゃ惚れてまうわ」と思わずにいられない美顔てんこ盛りです。
導入部はAVらしい、かなり無理のある流れですがそんなこんなで奇妙な「夫婦ごっこ」がスタート。最初の週末は男(大木)の身の上話から徐々に距離を近づけつつ、求められることもなく同じベッドで就寝。この自制は罠っぽく、男の横顔がそれを示唆している。
帰宅しリビングで顔を合わせる希島夫婦。互いに信じ合っていると希島さんは思うも、夫の表情は冴えない。
ここから次の週末に直ぐ展開してしまうのが拙速で惜しい。「そっちはどうだった?」ぐらいの探り合いの会話が欲しかった。それが妻の貞淑の確認となろうが、疑心暗鬼を招こうが、次の週末で一線を越えてしまうことへの伏線になったはずだから。
で、次の週末。大木の手が希島さんの身体に伸びて…
ここからが、まどろっこしい。プレイがなかなか先に進まないだけではなく、抵抗と攻めが単調かな。普通なら(既に普通じゃないが)希島さんがベッドから逃げ出し、男がなおも求めていささか強引なセックスという展開が、ありがちでも間延びしなかったはずだ。
あるいは、戸惑う希島さんに向かって男にこう言わせる展開だってあるじゃないっすか。「君の旦那さんも今頃私の妻と」。信じていた夫が、やっぱり相手とセックスしていたのかと希島さんを動揺させれば、無用で曖昧な抵抗の時間を端折れるだけでなく、あっさり陥落する理由付けになったはず。陥るシーンは重要です。
本欄の字数制限上、中盤以後のレビューが駆け足ですが、このあと希島さんは週末になると男とセックスに溺れる。
それでも夫の前では淑やかな妻を演じていたのが、ある日男に呼び出され…
信じていた夫が、と呆然とする希島さん。でも自分だって。醒めた表情は後ろめたさか、夫に愛想が尽きたのか、全ては罠だと察したのか。
ラストの展開は他シリーズと似ているが、単なる不倫で終わらせないのがアタッカーズ。大木加藤夫婦のゲームに利用されただけだった。
ここでの大木の絡み中の台詞は悪くないが、淫語攻めよりも二人の秘事暴露ぐらいにしてくれた方がNTR感がより高まったのではなかろうか。
それでも夫の前では声を漏らすまいと手を口に当てる希島さんはやはり可憐。似た役柄は何度も演じてきたでしょうけど魅せます。
泥水
2021-11-16