デビュー当時はひどい演技をしていた本庄鈴だが、確実に演技力を伸ばしており、このドラマでも、レ○プで感じてしまう隠れマゾ体質という役どころをなかなかしっかり演じている。
作品としても桃色かぞくシリーズの監督らしく、ありきたりなテーマでありながら台本や演出にこだわりが見える。最初のエロにいたるまでの、レ○プされる側の女子大生とレ○プする側のアルバイト店員のドラマ的な作りこみも、ベタではあるが丁寧。
本番は計3回あるが、最初のは後半が疑似くさいし偽汁も安っぽくて、正直しょっぱなで白けさせられちゃったところがないわけではない。しかしここまでは前振りであり、作品の肝はむしろここから。自分をレ○プした男が再訪したのを黙って招き入れるJDの、再び犯●れることを期待している隠れマゾ心理を演じる女優が抜群に上手い。ドラマ的にはカラミ以上に背徳のエロを醸し出している。
そして強●近親相姦させられる中盤がこの作品のハイライト。涙を流して拒みつつ実の父に犯●れて感じてしまう変態性が隠しきれない淫らさを演じる女優はほぼ完ぺきに近かったんじゃないだろうか。父親役の田淵くんもほとんどセリフもないのに狂気を醸してるし、中出し演技も女優と呼吸が合っていて絶妙な間の取り方がベテランの力量だし、監督もやはり近親相姦ものに強いところを見せつけた感じ。
惜しいことに終盤の輪●シーンになるとガス欠か演技力の限界か、話の展開の割に女優が積極性に乏しく反応もおとなしめで、目を閉じたまま声だけでごまかしてる感じが目立つのが不完全燃焼で物足りない。自分の変態性を受け入れた女らしく、ここでもっと淫らな姿をさらけ出してくれたらと思わざるを得なかった。
偽汁が引くほど安っぽいような演出の甘さも考えると星3つにするか迷うところだが、中盤の完成度を考慮してオマケ気味の星4つ。
じっくりゆっくり
2021-01-25