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・屋上、部室、セックスというシチュエーションは、山本直樹「BLUE」を彷彿とさせます。ただのセックスではなく、洗面器も使ってのローター責めという倒錯したプレイに至る世界観は、もはやオマージュと言ってもいいかもしれません。
・彼氏とのイチャイチャ、からのセックスが展開される場面。
既に堀内に感情移入していた私は、嫉妬や悲しさで泣きそうになりながら見ていました。
あんなに悲しい思いで本庄鈴さんの絡みを見たのは初めてです。
本庄さんが無邪気で可愛く、セックスを楽しみ、喘ぎ、美しい姿を晒せば晒すほど、見ていて悲しくなる、という演技と演出が見事に融合した効果を発揮したシーンです。
・彼氏との絡みを見て思ったのは、この美しい体を堀内は見ていなかったのかもな…ということです。堀内と本庄さんの交わりがこの作品に全て収められているのか、それ以外のプレイもしているのか、想像するしかありませんが、おそらく二人はカップルのような落ち着いた状況(お互いの家、ラブホテル等)で交わることはなかったのではないでしょうか。とすると、堀内は本庄さんを全裸に剥ぐことはなく、美しい裸体を目の前にしたことはなかったのでしょうね。それが彼にとって良かったのか良くなかったのかはわかりません。むしろ全裸の本庄さんを見てしまったら、その美しさを自分のものにできない現実に、より胸をかきむしることになったことでしょう。堀内にとって、どれだけ辛い現実を目の当たりにしていたことか、しかし一度くらいはお互い全裸でセックスを堪能して欲しかった、とますます悶々としてしまいます。
・堀内と本庄さんの関係は常に素っ気なく、淡々と関係を結んでいるように見えます。一本調子に見える二人だからこそ、ふとした会話、仕草一つ一つに意味を持ちます。あっキスを受け入れている、ここでは自分から舌を絡めにいっている、なんでこんなことを言ったのだろう…と、何度も見返す中で発見できる部分も多いです。そういう意味でも、一瞬も早送りできるシーンはありませんし、高画質で何度も見返したくなる作品です。
AVレビューオオシマ
2022-04-04