恋愛経験と性体験の巧みなリンクと言う意味では、この流れと”川上奈々美”という女優の魅力がマッチしたと言えて、エロくてほろ苦い感じで良い。
ただ、エンディングに関しては、わざわざ、この未来を選択してしまったというところでしょう。
好意や恋愛感情が無ければ葛藤しないし、葛藤するからこそ禁断の関係を続ける流れになるし、疎遠になるからその状況に気付けた訳だし、その深みに嵌まるのは理解出来るが、したたかさを身に付けたのなら、安易な周囲の男ではなく、”外”で吟味と研鑽を重ね、期待出来る男と出逢い…という展開ぐらいでないと、描いた世界観がもったいないですね。
最後はセックスの気持ち良さに溺れてビッチになりました、ちゃんちゃん…なんてのは予想出来る未来でしかなく、その先の大人の女の行動を魅せるからこその”大人のドラマ”ではないでしょうか?
内容を丁寧に描くなら、結末も丁寧に描かないとまとまりは取れません。
極端な話ですが、”大人の女性の人生を描く”のが、この作品の意義ではないかと残念に思います。
TA-KUMA
2021-10-27