まとめると…木下ひまりさん、森日向子さんの印象に合い過ぎた配役と、田渕さんの配役が何とも言えないほどに嵌まった作品。
姉妹の関係、義父と実母の関係、妹が引きこもった理由、実母の不在理由…
この冒頭における作品の状況設定が、女優と男優共に説得力のあるものになっているのが、素晴らしい。
ひまりさんの本質的な優等生感に髪色や制服の着こなしなどから周囲への馴染み易い感受性の高さが判りますし、対比する様な日向子さんの自己評価低めの幸薄感が”病み”と言える状況を作り出すのが判りますし、実母が療養で入院ではなく出産対応で不在になってることで田渕さん演じる義父の性欲の裏付けになりますので、作品のコンセプトの裏付けになってる。
義父による日向子の堕ちさせも精神的と心理的なものでニヤニヤしてしまいますし、そこからの日向子の依存ぶりも素晴らしい。
義父によるひまりの堕ちさせも義父からのひまりへの選択にもニヤニヤしてしまいますし、ほくそ笑む義父の心理の演出も素晴らしい。
日向子とひまりに秘められた性癖と性欲の描写も素晴らしい。
姉妹と義父の関係の発覚後の奪い合いはインサート映像も含めて説得力があり、姉妹を学校に行かせない選択をする義父の言葉を持って、義父の変態さ・鬼畜さ・外道さがピークへ向かい、ラストシーンの冒頭の展開で更に高まる。
”堕ち後”になるラストシーンの絡みは、姉妹の堕ち後の笑顔なども良いし、エンディングを踏まえての展開で素晴らしい。
面白い作品です…が、何かの物足りなさを感じ、観返すと判りました。
日向子と義父の”発端”、ひまりと義父の”発端”、姉妹と義父の互いの関係発覚による”堕ち”、”堕ち後”の姉妹と義父の関係という4シーンで構成されますが、”堕ち”のシーンで展開的にはフェラだけで終わり”入れによる堕ち”の描写が無いので、他のシーンに比べると関係性の極まりが低く、また、ここでの描写が無い為に、姉妹の乱れぶりの比較がラストシーンと出来ないので、”堕ち”という演出に出せたはずの興奮への物足りなさを感じてしまった。
この演出もあれば、極まった傑作という様な作品になった気がしますので、無念。
TA-KUMA
2022-05-20