水川スミレは色っぽいだけでなく、演技も(もちろん艶技も)安定している。「(カラダの火照りは)モノクロームの遺影に見られると、衰えるどころか、ますます激しさを増していったのです」という、低い声のナレーションも良い。
破綻のないストーリー展開だ。今回の犯し役は、少しアブない世界との関わりを持つ義兄。昔からヒロインに想いを寄せており、二人が結ばれても世間体的にはあまり問題はないと思われるが。実際、やがてヒロインは「私のために、アブない世界から足を洗ってくれない?」と言うまでになる。背徳感や被虐感が乏しいのは、本作ではむしろ好ましい。
演出面では、義兄に促されて遺影の前に尻を突き出すセクシーポーズで、体をくねらせるところが一番エロい。遺影を見つめながらバックから突かれ、自ら尻を前後に動かすところは本シリーズのエッセンスだ。仏壇の屋根に手を突いてギシギシと軋ませるあたりは、ヒロインの理性が音を立てて崩壊してゆくことの象徴か。
暗示的な余韻を残すエンディングは・・微妙かな。ただ、女というものが持つ、理想よりも現実という柔軟性や、理性よりもカラダ・・、というさまざまを感じさせる。
小振り
2018-06-26