「花魁」よりも「風俗」に力点があって花魁風なのは前半のみ、後半の茶髪お団子三つ編みウィッグと金発ウィッグにレースの半襟の付いた着物風衣裳(なにこれ?)の二つのセクションは和装というより国籍不明で花魁とは言えず「花魁風俗」というタイトルから期待するものとの違和感が沸いてしまう。タイトルは「和装艶舞」という言葉を続けて和風のコスプレ物ですよというエクスキューズを発信しているのですが沸いてしまった違和感は消しようもなく消化不良感は否めません。前半は和室、後半はベッドという違いもありますが、おそらく違和感の原因はウィッグですね。ざっくりとまとめた自然な黒髪にはかないません。おくれ毛も有効なポイント。
前半の花魁部分は三種類の色味の違う衣装とそれぞれに合わせた髪飾りがみなりおの自然な黒髪にマッチして扮装を見ているだけでも優雅な気分に浸れますが残念ながら場面転換が速すぎる。艶やかなみなりおをもっと見ていたい欲求にかられますが100分ほどの作品に五種類ものコスプレを詰め込んだためか流れ作業的に展開して落ち着いた気分になれません。その分エッチな山場が豊富なのは良いけども。
ちなみにこのパケ写の衣裳、背中開きなんでしょうか?うなじから背中にかけての美肌が覗くのはエロチックなんですが背中に黒い紐が見えるのは興ざめです。風俗で使われる和装でなく本物の和服にしてほしかったな。予算の都合ですか、そうですか。
構成・演出に関わる不満を並べてしまいましたが、みなりおのパフォーマンスは素晴らしいと思います。まったりした花魁口調の口上から始まり京ことばがベースかと思われる客との会話も違和感なく、スムーズに客をリードして絶頂に誘う様子は高級遊女そのものです(体験したことないけど)。これまでどこかに元バンギャ風というかおちゃめな少女の雰囲気を漂わせていたみなりおですが、こんなに妖艶な大人っぽい雰囲気を纏わせるのははじめてなんじゃないでしょうか。新境地を切り開いた気がします。
みなりお+花魁のインパクトを裏切らない良作だと思います。
しいたけ丸
2021-04-08